どちらの冷凍倉庫も冷凍室内の温度をお客様のニーズに合わせて0℃から-25℃まで対応可能です。

冷凍倉庫とは?

初めに倉庫は保管する商品の特性に応じて、常温・低温・冷蔵・冷凍の4つの温度帯に区分されます。このうち冷蔵・冷凍区域で保管される倉庫をまとめて冷蔵倉庫と呼ぶのが一般的です。
冷蔵倉庫の保管温度帯は下記に示すようにC3級~F4級まであります。このうち、特に-18℃以下のF級の保管温度帯の倉庫を冷凍倉庫と呼びます。

-18℃以下の冷凍倉庫

冷凍倉庫では、常温では劣化してしまうような商品も、品質を保ったまま保管でき⾧期保管していても、新鮮な状態で商品を消費者に提供できます。-18℃以下の冷凍倉庫は、F1級(-18℃)では冷凍食品やアイスクリーム等が保管され、F4級(-50℃)では冷凍マグロなどが保存されています。

-18~10℃までの冷蔵倉庫

冷蔵倉庫はチルド倉庫とも呼ばれています。主に精肉や野菜等が保管され、その他ではチョコレートやマヨネーズも保存されています。


冷凍冷蔵倉庫に必要な設備

冷凍機

冷凍倉庫では、冷凍機を使って氷点下の温度を保ちます。室内を冷やす温度によって冷凍機の力量が異なります。また冷凍機は空冷式と水冷式の2種類あります。

温度計

冷凍倉庫内の温度を一定に保つため、温度調整システムが必要です。温度計を設置する事で温度管理が可能になり温度上昇等の被害を少なくできます。

通報設備

倉庫内に通報設備を設置する事により倉庫内に閉じ込められたと言う事故を事前に防ぐ事ができます。冷凍倉庫では通報設備の設置は義務になります。

冷凍倉庫のニーズが高まっている理由

今、物流業界で大きな期待を集めている冷凍倉庫。2000年頃までは、冷凍倉庫の主流は魚など水産物の冷凍保存で、冷凍倉庫の3割を占めていましたが、2018年には2割以下になっています。代わりに「冷凍食品」が3割以上となり、この20年で10%以上も伸びています。冷凍で保存する商材も多様化しており、冷凍食品の品数や品質の向上、日本人の食生活の変化、そして昨今のコロナ禍における外出自粛でニーズが増えている冷凍食品等を保管する冷凍倉庫になります。

 

食品業界でのニーズの高まり

冷凍倉庫は、特に食品業界からのニーズが高まっています。2020年調査(総務省・経済産業省)によれば、2015年から2019年の5年間で、冷凍調理食品の製造・出荷額は1割以上アップしています。コロナ禍で売り上げが低下した外食産業と比べ、飲食小売業の売り上げはほぼ同じです。お正月に高級な調理済み冷凍おせちのニーズが高まっていた事は皆さんもご存じなはずです。業務用だけでなく、個人消費でも冷凍食品のニーズは高まっているのは一度冷凍調理食品を利用した人が、リピーターになるケースが多いからです。その他、調理済み冷凍弁当の売れ筋が伸びてきています。大手外食産業でも持ち帰り用の冷凍調理食品の販売に力を入れているところもあり消費者の食生活が多様化する中、冷凍調理食品の開発や販売も、今後も右肩上がりになる事でしょう。

 

低温物流市場規模は以前と比べ減少傾向がある

2021年の低温物流市場の調査では、2020年の低温物流市場規模は前年度比98.3%の1兆7,500億円も減少しています。主な原因はコロナ渦による需要減少です。飲食店向けの業務用食品の需要が減少し、コロナ禍の外出規制による冷凍食品のニーズが高まった事が低温物流市場規模の減少につながっているのかもしれない。

 

独自で建築するとハードルが高い大規模な冷凍倉庫

独自でゼロから大きな冷凍倉庫を建築するには、一般的な倉庫の建築と比べて諸々のコストが高く、ハードルはかなり高いです。
土地の地盤改良・整地・建築等の建設費に加え、人件費・光熱費・長期的に発生するメンテナンス費用等のランニングコストを考慮した維持費も考えると建築すると言う決断は簡単にはできないでしょう。近年、物価高・人件費高騰・運送費高騰と言う状況の中、冷凍倉庫の建設費は場所にもよりますが坪単価約100万円~とも言われています。例えば、5000坪以上の大型冷凍倉庫を建設するにあたり掛かるコストは50億~と言う計算になります。ニーズがあると言ってもゼロから建設しますと高騰し続ける電気代・人件費・建設費との採算が合うかどうか等の問題が発生してしまいます。と言う事もあり、既に建設されている冷凍倉庫1棟まるごとお借りする企業さんは少なくはありません。

 

これからの冷凍倉庫のニーズが高まる見通し

先程も記載した通り低温物流市場規模は減少傾向で冷凍食品のニーズが上昇しています。コロナ禍で色んな企業が新規事業として冷凍品を製造している企業も少なくはありません。今後もクオリティーの高い冷凍品の需要が増えると同時に冷凍倉庫の需要も高まる事でしょう。

日本冷凍倉庫株式会社のご案内

さいたま市北区吉野町にある日本冷凍倉庫の冷凍倉庫は第一倉庫と第二倉庫の2棟あります。
首都高速大宮線「与野インター」から約8.5kmの所にありますので首都圏への物流センターとしては最適の場所です。

 

第一倉庫 : 延床面積4,591㎡/冷凍室8蔵

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第二倉庫 : 延床面積1,365㎡/冷凍室3蔵

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どちらの冷凍倉庫も冷凍室内の温度をお客様のニーズに合わせて0℃から-25℃まで対応可能です。凍機は水冷式ですので壊れにくく空冷式より冷却効果は優れていて短時間で冷却が可能です。お客様に寄り添い要望など御座いましたら柔軟にご対応させて頂きます。


会社情報 Company Information

日本冷凍倉庫株式会社の企業情報を掲載しています。

社名
日本冷凍倉庫株式会社
社名(英語表記)
NIHON REITOH SOHKO
所在地
〒331-0811 埼玉県 さいたま市 北区吉野町2-233
電話
048-782-9531
FAX
048-782-9532
ホームページ

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